2016年2月18日木曜日

山中の賊を破るは易く 心中の賊を破るは難し

『陽明全書』に言う。

『山中の賊を破るは易く、
心中の賊を破るは難し』と。


素直に解釈するなら、
山の中で出会った山賊を成敗することは、
簡単である。

だが、自分の心の中に住む「山賊」を、
成敗することは、難しいものである。

こういうことであろう。

同様に、これはいかようにも、表現することが出来る。

「他人の欠点を指摘することは、たやすい。
されど、自分の欠点を直視することは、難しい。」

このように言っても、同じことであろう。

さらに、付け加えるならば、
「その欠点を改めることは、
なお一層、難しい。」と。


あるいは、また
「他人を打ち負かすことはたやすい。
しかし、自分に勝つことは、難しい。」

自分の中にある「怠け心」に打ち勝つことは、
容易なことでは、ない。

それだけに、
自分の中に住む、「怠け心」に打ち勝つことが
できた者こそ、真の「英雄」という称号を
送るにふさわしい。

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