2016年2月19日金曜日

心せよ「世の中には恥知らずの人間もいる」

『他人の厚顔無恥に腹の立つとき、
ただちに自ら問うてみよ、

「世の中に恥知らずの人間が存在しない
ということがありうるだろうか」と。

ありえない。
それならばありえぬことを求めるな。


その人間は世の中に存在せざるをえない
無恥な人びとの一人なのだ。

悪漢やペテン師やその他あらゆる悪者についても
同様な考えをすぐ思い浮べるがよい。

かかるたぐいの人間が存在しないわけにいかない
という事実をおぼえていれば、
それによって 君はそういう個々の人間にたいして、
もっと寛大な気持をいだくようになるであろう。』

これは、アウレウス帝の教えである。
もっともな説だ。


ところが、無作法者に対する我々の反応は
「自らに問うて」みる前に、
怒りが心頭に発する。

自分をコントロールすることを
忘れてしまい、
相手の術中にはまる。

これは自分以外の他人に、
操られることだ。

こうした態度を取り続ける限り、
いつまでたっても、無作法者に
悩まされる。


猫がネズミを取ることが自然なように、
詐欺師が人をだますのも、自然なこと。

泥棒は、他人のものを盗むのが
仕事である。

彼らは、たんに彼ら自身の「つとめ」を
果たしているにすぎない。

それをとがめて、どうなるのか。
どうも、なりはしない。

かえって、とがめ立てをした
こちら側が傷つくだけのこと。


「柱に足の小指をはげしく打ち当てた」って。
そうなら、しばらくすれば
小指の痛みはとれる。

大げさに、騒ぎ立てるほどの
ことはない。


0 件のコメント: