2016年1月5日火曜日

「思いついたとき、気がついたとき」が常にスタート

ある日、「ここに来てよかった。これまでの疑問が氷解しています」と言い、
さらに「もっと早く来ればよかった」と言った。



「植木さん、それは違います。人生において遅いとか、早いとかいうことはございません。思いついたとき、気がついたとき、そのときが常にスタートですよ。」
と、堪えた。

これは、植木雅俊氏と中村はじめ博士とのあいだにおいて
交わされた会話である。

ことわざにも、「思い立ったが、吉日」と言うのが ある。

中村博士の言葉も、上のことわざも、人生において、
「遅いか、早いか」は関係がない、ということを
言っている。

人生は、長いようで、短い。
しかも、後悔することの連続。

反省することは、大切であり、必要なこと。
だが、後悔することは、何の益にも ならない。

何ものも、生みださない。

そうではなく、今、この時点で 出会えたことに
感謝すべき。

もしかしたら、出会うことがなかったかも知れない。
そう考えれば、幸運だったということになる。

いや、そうではなく、出会うべき運命にあった、
というべきか。

会って、別れるのが、人生であるとすれば、
この時点において、出会えたことこそ、
奇跡かも知れない。

そうした貴重な出会いを、活かすかどうかは
その後の心構えによる。

そうしてこそ、その出会いを、意味のある
貴重な出会いとすることが、出来る。

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