2018年11月16日金曜日

下村博文「国会議員として職場放棄ではないか」←それは安倍晋三に言え

自民党の下村憲法改正推進本部長が、爆弾発言、をした。9日にNHKnewswebが報じた。その後、野党の猛反発もあって、下村は、発言について釈明。衆議院憲法審査会の幹事への就任を辞退する意向を周辺に伝えた。
また、それに先立って公明党の山口代表も、「かえって議論が進まない状況を作りかねない発言」だとして、懸念を示していた。
憲法改正をめぐって自民党は、今の国会で、憲法審査会に「自衛隊の明記」など4項目の党の改正案を提示することを目指していますが、憲法審査会は開かれていません。
こうした中、自民党の下村憲法改正推進本部長は、民放のテレビ番組で、「憲法審査会を開いて、自由討議をやって、自民党は、『こういうものを出したい』と言っていくつもりだ。野党は野党で、それに付言してもらってもいいし、憲法改正に関する違う考え方を言ってもらってもいい」と述べました。
そのうえで「平場で憲法改正について率直に議論さえしないのであれば、高い歳費をもらっている国会議員として職場放棄ではないか。国民にもわかってもらいたい」と述べ、野党側をけん制しました。(gooニュースより。引用はここまで)
NHKのこの記事。取り上げようと思っているうちに、すでにNHKwebでは、削除されていた。NHKは、日にちが過ぎたものは、順次アーカイブに入れているのであろうが、一般には検索できない。
あるいは、安倍政権に対して、例の忖度、が働いたのか。
下村博文は、
≪週刊文春は、下村が文部科学大臣であった平成25および26年に、加計学園が下村を支援する政治団体「博友会」のパーティー券計200万円分を購入したにも関わらず、博友会の収支報告書に記載がなかったとしている。下村は、「個人11人及び企業1社が20万円以下で購入し、秘書室長が現金を持参し領収書を作成した。加計学園が購入したものではない」と強調した。報道に関し、地域政党「都民ファーストの会」から都議選に立候補した元秘書が内部文書を持ち出した疑惑があるとし、「選挙妨害と受け止めざるを得ない」と話し、週刊文春が入手した内部文書は情報漏洩の疑いがあるとして、偽計業務妨害の罪などで刑事告訴を検討していることも明らかにした[90]。週刊文春2017年8月14日・21日号では下村が「都議選が終わったら丁寧にお答えします」と言ったのに約1カ月が過ぎても説明責任を果たそうとしないと報じた(wiki)≫、
とあるように、いわくつきの政治家である。
安倍の贔屓をいいことに、ーーいろいろ、政治献金などで騒がれているにも関わらずーー平気な顔をして、TV」に出て、このような発言をした。
「”自分に、へいこら”とする人間はあくまで守る」というのが、安倍晋三の信条らしいから、この騒動も安倍は有耶無耶無のうちに終わらせてしまうつもりであろうが。
案外これは、改憲をめざす安倍にとっては、「命取り」になるかも知れない。
また、下村が職場放棄を言うのなら、何よりも、首相としても、国会議員としても「職場放棄」をしているのは、安倍晋三の方である。
外遊を理由に、国会が開かれるたびに、度々、海外に逃亡して、議会に出ようとしないのは、首相としてと言う前に、一人の国会議員として、失格である。
安倍の行為は、どう言い繕おうとも、許される事では無く、憲法の精神にも背く行為である。
その安倍が、改憲をするなど、けっして許される事では無い。
(2018年11月16日)