2016年2月21日日曜日

今を生きよ「人生の重荷は、未来や過去ではなく現在にある」

今日のことは、今日一日で足りる。
明日のことで、悩むな。
過去に、縛られるな。

人生を深く考察した賢人も、言う。

 『君の全生涯を心に思い浮べて気持をかき乱すな。
どんな苦労が、どれほどの苦労が待っていることだろう、
と心の中で推測するな。


それよりも一つ一つ現在起ってくる事柄に際して
自己に問うてみよ。
「このことのなにが耐え難く忍び難いのか」と。

まったくそれを告白するのを君は恥じるだろう。

つぎに思い起すがよい。

君の重荷となるのは未来でもなく、
過去でもなく、つねに現在であることを。

しかしこれもそれだけ切り離して考えてみれば
小さなことになってしまう。

またこれっぱかしのことに
対抗することができないような場合には、
自分の心を大いに責めてやれば
結局なんでもないことになってしまうものである。』

これは、観方を変えれば、
困難を分割せよ、
ということになる。

今日出来ることだけに集中し、
明日に伸ばさない。

明日が来たら、
「明日の今日」に集中する。

その日、一日に出来ることに限定して、
難題であろうとも、立ち向かうのが、良い。



1 件のコメント:

satoru Kinugawa さんのコメント...

「未来に生きる」と、よく言われるが、我々が生きることが出来るのは、今日その日のみ。明日になれれば、「明日」が、「今日」になります。その意味において、明日は永遠に来ません。