さとるの「日々彩々」
世の中の動向について、日々思うことを記事にしています。/読書メモ、は索引の代わり。書き写しは、書籍を携帯しなくても、どこでも読めるように。
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2016年2月28日日曜日
「ごみの分別処理は必要」か←「ムダなこと」ではないのか
間もなく、卒業、入学、入社のシーズンである。
住み慣れた土地や、家を離れ、新たな生活を始める人々が、ある。
生活をしていれば、ゴミが出る。
このゴミが、問題になる。
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2016年2月21日日曜日
今を生きよ「人生の重荷は、未来や過去ではなく現在にある」
今日のことは、今日一日で足りる。
明日のことで、悩むな。
過去に、縛られるな。
人生を深く考察した賢人も、言う。
『君の全生涯を心に思い浮べて気持をかき乱すな。
どんな苦労が、どれほどの苦労が待っていることだろう、
と心の中で推測するな。
それよりも一つ一つ現在起ってくる事柄に際して
自己に問うてみよ。
「このことのなにが耐え難く忍び難いのか」と。
まったくそれを告白するのを君は恥じるだろう。
つぎに思い起すがよい。
君の重荷となるのは未来でもなく、
過去でもなく、つねに現在であることを。
しかしこれもそれだけ切り離して考えてみれば
小さなことになってしまう。
またこれっぱかしのことに
対抗することができないような場合には、
自分の心を大いに責めてやれば
結局なんでもないことになってしまうものである。』
これは、観方を変えれば、
困難を分割せよ、
ということになる。
今日出来ることだけに集中し、
明日に伸ばさない。
明日が来たら、
「明日の今日」に集中する。
その日、一日に出来ることに限定して、
難題であろうとも、立ち向かうのが、良い。
2016年2月20日土曜日
君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、 君の判断
人生には、悩みがつきものである。
このことに、例外はない。
いくら幸福そうに見える人々でも、
内面には、悩みを抱えている。
いくら地位を得て、
使い切れないほどの資産があろうとも、
悩みは、とりつく。
その悩みから解放されるには、どうすればよいか。
ローマ時代の賢人は、以下のように、言う。
『 君がなにか外的の理由で苦しむとすれば、
君を悩ますのはそのこと自体ではなくて、
それに関する君の判断なのだ。
ところがその判断は君の考え一つで
たちまち抹殺してしまうことができる。
また君を苦しめるものがなにか
君自身の心の持ちようの中にあるものならば、
自分の考え方を正すのを誰が妨げよう。
同様に、もし君が
自分に健全だと思われる行動を取らないために
苦しんでいるとすれば、
そんなに苦しむ代りになぜいっそ
その行動を取らないのだ。』と。
我々は、常に悩みを抱えている。
しかし、その悩みは、解決することが出来る。
どんな悩みであろうとも、
解決する方法がある。
なぜなら、すべての悩みは、
自分自身がみなもとである、のだから。
自分の考えひとつで、解決することが出来る。
自分の行動が解決に、みちびく。
2016年2月19日金曜日
心せよ「世の中には恥知らずの人間もいる」
『他人の厚顔無恥に腹の立つとき、
ただちに自ら問うてみよ、
「世の中に恥知らずの人間が存在しない
ということがありうるだろうか」と。
ありえない。
それならばありえぬことを求めるな。
その人間は世の中に存在せざるをえない
無恥な人びとの一人なのだ。
悪漢やペテン師やその他あらゆる悪者についても
同様な考えをすぐ思い浮べるがよい。
かかるたぐいの人間が存在しないわけにいかない
という事実をおぼえていれば、
それによって 君はそういう個々の人間にたいして、
もっと寛大な気持をいだくようになるであろう。』
これは、アウレウス帝の教えである。
もっともな説だ。
ところが、無作法者に対する我々の反応は
「自らに問うて」みる前に、
怒りが心頭に発する。
自分をコントロールすることを
忘れてしまい、
相手の術中にはまる。
これは自分以外の他人に、
操られることだ。
こうした態度を取り続ける限り、
いつまでたっても、無作法者に
悩まされる。
猫がネズミを取ることが自然なように、
詐欺師が人をだますのも、自然なこと。
泥棒は、他人のものを盗むのが
仕事である。
彼らは、たんに彼ら自身の「つとめ」を
果たしているにすぎない。
それをとがめて、どうなるのか。
どうも、なりはしない。
かえって、とがめ立てをした
こちら側が傷つくだけのこと。
「柱に足の小指をはげしく打ち当てた」って。
そうなら、しばらくすれば
小指の痛みはとれる。
大げさに、騒ぎ立てるほどの
ことはない。
2016年2月18日木曜日
山中の賊を破るは易く 心中の賊を破るは難し
『陽明全書』に言う。
『山中の賊を破るは易く、
心中の賊を破るは難し』と。
素直に解釈するなら、
山の中で出会った山賊を成敗することは、
簡単である。
だが、自分の心の中に住む「山賊」を、
成敗することは、難しいものである。
こういうことであろう。
同様に、これはいかようにも、表現することが出来る。
「他人の欠点を指摘することは、たやすい。
されど、自分の欠点を直視することは、難しい。」
このように言っても、同じことであろう。
さらに、付け加えるならば、
「その欠点を改めることは、
なお一層、難しい。」と。
あるいは、また
「他人を打ち負かすことはたやすい。
しかし、自分に勝つことは、難しい。」
自分の中にある「怠け心」に打ち勝つことは、
容易なことでは、ない。
それだけに、
自分の中に住む、「怠け心」に打ち勝つことが
できた者こそ、真の「英雄」という称号を
送るにふさわしい。
2016年2月17日水曜日
人間としての義務を果たすために、私は起きる
『明け方に起きにくいときには、
つぎの思いを 念頭におくがよい。
「人間のつとめを果たすために
私は起きるのだ。」
自分がそのために生まれ、
そのためにこの世にきた役目を
しに行くのを、
まだぶつぶつ いっているのか。
それとも自分という人間は
夜具の中にもぐりこんで
身を温めているために創られのか。
「だってこのほうが心地よいもの。」
では君は心地よい思いをするために
生まれたのか。
いったい全体君は物事を受け身に
経験するために生まれたのか、
それとも
行動するために生まれたのか。
小さな草木や小鳥や蟻や蜘蛛やミツバチまでもが
おのがつとめにいそしみ、
それぞれに自己の分を果たして
宇宙の秩序を形作っているのを見ないのか。』
このように説く。
そして、「まなけもの」に厳しく問う。
『しかるに、君は人間のつとめをするのが
いやなのか。
自然にかなった君の仕事を
果たすために はせさんじないのか。』と。
2016年2月16日火曜日
たとえ身体は束縛されても、精神の自由は保てる
『人は田舎や海岸や山にひきこもる場所を求める。
君もまたそうした所に熱烈に憧れる習癖がある。
しかしこれはみなきわめて凡俗な考え方だ。
というのは、君はいつでも好きなときに
自分自身の内にひきこもることが出来るのである。
実際いかなる所といえども、
自分自身の魂の中にまさる平和な閑寂な隠家を
見出すことはできないであろう。
この場合、それをじいっとながめていると
たちまち心が完全に安らかになってくるようなものを
自分の内に持って居ればなおさらのことである。』
ローマ帝国、皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌス
は、『自省録』のなかで、こう述べる。
それは、牢獄に閉じ込められたソクラテスが、
「牢屋のなかにいるのではない」と、
自分のことを考えていた。
『身体は束縛されても、
その心までは誰にも、
支配されることがない。
だから、私は自由である』
と認識した。
そのことに、通ずるものである。
現代に生きる我々は、
自由自在に行動できる『文明の利器』を
手に入れた。
そうであるにも関わらず、
至る所で、束縛されている。
心が、あらゆるものに「捕らわれ」ており、
自由にものを考えることさえも、
出来ずにある。
2016年2月5日金曜日
善くないことはなし易い、善いことはなし難い
『自分がつくり、
自分から生じ、
自分から起こった悪が、
智慧悪しき人を うちくだく。
――金剛石が宝石をうちくだくように。
きわめてタチの悪い人は、
仇敵がかれの不幸を望むとおりのことを、
自分に対してなす。
――つた草が紗羅の木にまといつくように。
善からぬこと、
己のためにならぬことは
なしやすい。
善いことは、
じつに
きわめてなしがたい。』
★
「藁人形」を作って、呪い殺してやりたいほどに、
憎らしいと思われている相手が、
我に対してしたいと思うことを、
自分が 自分自身に対して行う。
これほどの愚行は、他にはない。
善くないことだと解っていても、
人は悪い習慣を改めることがない。
自分の身体に悪い、
自分の精神衛生に悪い、
と解っていても 変えることが出来ない。
反対に、
善いと解っていても、
それを実行に移すことが
むずかしい。
世のため 他人のため 自分のためになる、
善いと思うことでも、
なかなか行うことができない。
良い習慣、良い行いをなすことは、
並大抵のことではない。
反対に、
「悪の道」には、はまりやすい。
知らず知らずのうちに、
染まる。
――墨が 半紙に染みこむように。
2016年2月4日木曜日
モノへの執著を絶て「子のあるものは子に、お金のあるものはお金に喜ぶ」
悪魔が 耳元でささやく。
「子のあるものは 子について喜ぶ。
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心をしっかりと保ち、 ものうさと睡眠にうち克て
『心をまもらず
邪な見解に害われ
ものうさと睡眠に
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清らかな心で話し行動するなら、 幸福はその人につき従う
人の心は、自由奔放である。
その心を制御するには
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2016年2月2日火曜日
自由に生きよう「この世に非難されない者はいない」
「これは昔にも言うことであり、
いまに始まることでもない。
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