(「ブッダの 真理のことば 感興のことば」岩波文庫 25章)
・知慧についても、徳行についても、心の静まりについても、
・知慧についても、徳行についても、心の静まりについても、
断るまでもなく、「近づき仕える人」というのは、そういう人々を「友とする]と言う事であって、「奴隷として仕える」という意味ではない。念のため、老婆心より、つけ加えておきます。
また、「類は友を呼ぶ」とも言われますが、この場合も、呼びやすいのは、「悪い友」のほうでしょう。
どちらにしても、我々の意識は、低きに流れる傾向にあるようです。ですから、特別に意識して、気をつけて、行動をとる事が大切です。
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ブッダは、慎重にも、「最上のすぐれた人々に近づき」と説いているように、全能の神、のような人は存在しないのですから、ある特定の個人に全てを求めることは、出来ません。
智慧、徳行=道徳、精神的な安定、を、それぞれの目的に合わせて、つき合うべき相手を求めるべきでありましょう。
最後に、もう一言、ブッダの説く言葉を聞いて見ましょう。
・明らかな知慧のある人が友達としてつき合ってはならないのは、信仰心なく、ものおしみし、二枚舌をつかい、他人の破滅を喜ぶ人びとである。悪人たちと交わるのは悪い事である。(25-1)
(2018年9月17日)